【例会報告】令和4年7月 例会報告
八日会7月例会報告
【漁業の現場を学ぶ!船釣り&魚さばき例会】
▼7月例会の趣旨
今月は普段の例会ではなかなかできない現場密着の例会を企画しようと、表題の内容を企画しました。普段食べている魚介類はどこでどうやって獲られて、どのような流通に乗って、どのように加工されているか、ほとんどの方が現場で見たことがないと思います。
今回の例会では、漁業の現場で起きている社会問題『磯焼け問題』や『地球温暖化の影響』、『マイクロプラスチック問題』などについて漁師さんに現状をヒアリングさせていただきました。
加えて、会員皆経営者であることから、1次産業の現場と、2次産業を実践し、6次産業の一端を目の当たりにすることで、食に関するビジネス展開も視野に入れてもらえたら幸いです。
▼当日のレポート
当日は、早朝6時に集合し、受付や説明等を済ませ、いざ出港!
丸伊丸の鈴木孝幸船長の船に乗せていただき、近場で初心者でも釣りやすいカサゴを狙っていきます。
開始早々、仕掛けを落とした瞬間に釣れた会員もいて、気づいたときには全員3匹以上釣れボウズ(何も釣れない)の人も出ず、短時間にしては大漁だった時間となりました。中には仕掛けの誘導の仕方か、エサの付け方か、功を奏した方は20匹以上の釣果があり、参加者皆さん大満足!
会員からは、「初めての船釣りで、もし仮に釣れなくても大海原の上で揺られているだけで最高」という意見や、「船長の操舵が上手で釣らせてもらっている感覚」といった感想がありました。
10時に港に帰港すると、次は長井漁協をお借りして魚さばきを実施!
丸伊丸のお母様に先生をやっていただき、釣ったばかりのカサゴをさばいていきました。トゲやウロコの割には身が小さい。。でも新鮮プリプリ食感がたまりません!
カサゴに加えて房竹丸さんから仕入れておいたブリの赤ちゃん(モジャコ)もさばいていきました。
魚をさばいて、きれいに美味しく食卓に並べることが、いかに大変かつ奥が深いことを皆さん実感できた時間になったと思います。中には「もう1匹さばく!こういうの好き!」と魚さばきにはまってしまう会員もいれば、「やっぱり魚自体触るの無理です。。。」という会員も。総じて「居酒屋やスーパーで綺麗な刺身の状態にするのは至難の業だね」と、 加工・販売まで繋げていくことの奥深さを感じることができた時間になったと思います。
お昼はさばいた刺身と、かねしち丸さんのしらす丼弁当。そしてお土産として、竜海丸さんの魚介類詰め合わせセットをお渡しし、長井の海の幸を堪能してもらった例会となりました。
ご参加いただいた皆さん、ご協力いただいた皆さんありがとうございました!!
7月例会担当 嘉山・増田